2021.11.5 (金) 軸
先月より隠居に週に1日か2日の頻度で植木屋が入っている。その仕事がどれほど進んだかを、午前のうちに見に行く。
隠居の木の中には、実生から大きく育ち、何とも邪魔になって伐るものもあれば、衰えたことにより伐られるものもある。寿命による衰えなら致し方もないけれど、当方の不注意により樹勢を失った個体もある。不注意とは、蟻が巣くっていたり、猿の腰掛に似た茸がはびこっていたり、という状態にいつまでも気づかずにいることだ。そのような木が伐られ、それまでの景観が失われることは、しばらく前の日記に書いた。気をつけなければならない。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、お茶を嗜まれるお客様から明日のご予約をいただいている。そのため床の間の軸を替えるよう、家内には言われていた。しかし庭をひとまわりしただけで、座敷には上がらず会社に戻る。
「秋景山水之図」と箱に書かれた軸はあっても、いまや秋でもないだろう。冬なら「葦鴨図」があるものの、とにかく今月22日までは現在の「大黒図」で良いのだ。
それから年末にかけて、また正月の室礼については、また考えることにしよう。
朝飯 生玉子、揚げ玉を薬味にした冷や奴、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ベーコンとズッキーニの味噌汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 冷やしトマト、小松菜のおひたし、2種の塩らっきょう、鮭の味噌粕漬け、豆腐と大根の味噌汁、麦焼酎「こいむぎやわらか」(前割のお燗)、富貴豆、Old Parr