2021.10.22 (金) 恵比寿と大黒
「恵比寿講」という家の中のお祭がある。これを旧暦で行おうとすれば師走に近い、心が忙しなくなってくるころがその日に当たるから、油断はならない。
事務机の左手に提げたカレンダーの、10月22日のところには「大黒の軸 隠居」の文字がある。この日が来たら、大黒の軸を隠居の床の間に掛けるべし、という忘備である。しかし今朝は生憎の雨にて、箱に収められているとはいえ、古い掛け軸を外へ持ち出す気はしない。朝の時間が密にはなるものの、この仕事は明日に回すこととする。
「恵比寿講の時期になぜ大黒か」と問われれば、家にある恵比寿の軸は、まるで夜店にぶら下げられているようなつまらさであり、一方、それと対の大黒の方は、保存こそ良くないものの嫌いではない、それが理由である。
閑散期には、いつ両替をしたか忘れてしまうほど、釣り銭は長く保つ。逆に繁忙期、特に紅葉の時期などは、週に1度はそれを整える必要がある。今日は久しぶりにその両替のため銀行へ行く。
店の売上金額は、今月初より漸増を続けている。きのうの数字はすこし異常だった。普段であればそれほどお客さまのいらっしゃらない木曜日にもかかわらず、日曜日のそれとほぼ同じ額を記録したのだ。理由についてはわからない。
明日は土曜日にて、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品分は普段の倍を作るよう、包装係には伝えた。お客さまには「いま食べごろの品」を、途切らせることなくお届けしたい。
朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、キャベツのソテー、温泉玉子、「夏太郎」らっきょう、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の魚天ぷら蕎麦
晩飯 春雨サラダ、菠薐草のナムル風、「夏太郎」らっきょう、うずら豆、焼売、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、葡萄、チーズケーキ、Old Parr(生)