2021.10.3 (日) 琴は静かに弾け
栃木県に緊急事態宣言が出されていたあいだは、店の給茶器を止めていた。お客様にお休みいただくための長椅子は片づけ、ひとり用の椅子を、間を開けて4客のみ置いていた。しかし宣言の明けた今月1日からは、長椅子を戻し、給茶器も動かし始めた。いろいろなことが、元に戻りつつある。ただし油断はしない。「ルバイヤート」の酒姫ではないけれど、琴を弾くにしても、しばらくは静かに奏でたほうが良さそうだ。
午前、プラスティックの袋を手提げに入れて、自転車に乗る。そして如来寺のお墓へ行き、先月20日に供えた花すべてを片付ける。またステンレス製の花立ても外して洗う。お墓の花立ては、ねじ込み式のものよりも、石に穿った穴に落とし入れる式の方が圧倒的に便利だ。次の墓参りは、若くして病没した叔父の祥月命日、11月10日になるだろう。
昼食の食器を洗い終えてから、オールドイングランドをシェイカーに調合して冷凍庫に仕舞う。いつもは1時間を確保する昼休みを、今日は早めに切り上げる。そして午前に予約しておいたライ麦食パンを、日光まで受け取りに行く。緊急事態宣言が解除されて初めての日曜日、とはいえ連休ではないから、街なかに渋滞はほとんど発生していない。
夜はそのパンにバターをたっぷり塗って、白ワインの肴にする。
朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、海老豆、揚げ湯波の淡味炊き、鰯の梅生姜煮、らっきょうのたまり漬、長芋のたまり浅漬け、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 琵琶鱒の焼きほぐし、揚げ湯波の淡味炊き、海老豆、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 「共働学舎新得農場」のレラ・ヘ・ミンタル、トマトとピーマンのサラダ、オールドイングランド、「ぱんいしづか」の2種のパン、マッシュルームのクリーム煮、ベビーリーフのサラダ、グリーンアスパラガスのソテーのベーコンのせ、Chablis Billaud Simon 2015