2021.9.23 (木) cold turkey
朝食の後、という珍しい時間に食卓で仕事をする。早朝から始めたものの、完了しなかったからだ。しかしそれに熱中をするあまり、出勤する社員のことを忘れてもいけない。そう考えて、続きは事務室ですることとした。
アイスホッケーは非常に運動量の大きなスポーツだ。よって氷上に出た選手は1分ほどでベンチに戻り、代わりの選手が出ていく。脳を激しく使う仕事も、それに似ている。はやくタイの北の方へ行ってボンヤリしたいものだ、と思う。
「人はいつまで我慢できるものではない。コロナに一区切りがつけば、マグマを溜め込み続けた人間は、一気に欲望を開放するだろう」と言う人は少なくない。一方、今日は「人は我慢を続けるうちに欲望を漸減させる」という意見をウェブ上で目にした。
「マイルス・デイビス自叙伝」は、かなり面白い。分厚い文庫本で上下2巻の文章量だから、極上の料理を大皿で食べている気分になる。その中に「コールドターキー」ということばが出てくる。それは、ただ我慢することにより麻薬の中毒から抜け出す行いをいう。
「はやくタイの北の方へ行ってボンヤリしたいものだ」という欲求は、しかしそれほど強いものでもない。我慢を強いられるうち、中毒が緩和されてしまったのだ。コロナもひとつのコールドターキーと、僕は感じている。
朝飯 生のトマト、蕪と胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、生玉子、松茸ごはん、シメジと榎茸と茄子の味噌汁
昼飯 ざるラーメン
晩飯 糸こんにゃくの明太子和え、山葵漬けを添えた蒲鉾、生のトマト、めかぶの酢の物、鰹の刺身のたたき風、蕪と胡瓜のぬか漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生にTIO PEPEを少々)、メロン