2021.9.22 (水) 松茸ごはん
おととい思いがけず松茸をいただいた。その夜、それは早速、スパゲティの具になった。きのうは隠居で炊き込みごはんの具になった。最後の1本は今夜、やはりごはんに炊き込まれた。
長谷川町子の「サザエさん」は、終戦直後まで時代を遡ると、個人的にはとても面白い。街には進駐軍の米兵がいて、サザエとカツオは馬糞を拾っている。
ある回では、晩ごはんについて「松茸ごはんがいい人」とサザエが問う。波平、フネ、マスオが手を上げる。続いて「カレーライスがいい人」と訊く。こちらにはカツオとワカメが手を上げるものの、大人の数には勝てない。そこでカツオは足も上げる。それから50年か60年を経た今でも、多くの子供は松茸ごはんよりカレーライスを欲しがるのではないか。
蕎麦屋で酒を飲むうち蕎麦まで辿り着かない、ということがままある。おでん屋で酒を飲むうちオデンまで辿り着かない、ということもままある。今夜は松茸ごはんまで辿り着かなかった。そういう次第にて、今夜の松茸ごはんには明日の朝、生玉子をかけて食べようと思う。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の餡かけ、牛肉と榎茸のすき焼き風、納豆、揚げ茄子、菠薐草のおひたし、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 醤々麺
晩飯 めかぶの酢の物、生のトマト、蕪と胡瓜のぬか漬け、大根と胡瓜と「しその実のたまり漬」の塩もみ、海老豆、豚薄切り肉と厚揚げ豆腐の鍋、金宮焼酎(生にTIO PEPEを少々)、メロン