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清閑 PERSONAL DIARY

2021.9.10 (金) 気づいた直後にはもう忘れている。

すこし前までは、たとえ日帰りでも、東京へ行く際にはコンピュータを持参した。仕事のためではない、日記を途切れさせないために、だ。しかし今は、コンピュータは持たない。以前にも増して、手荷物を減らしたくなった。もうひとつ、日記の書き溜めが得意になったことも、関係していると思う。

浅草から乗った銀座線を三越前で降り、本日ひとつ目の用を足す。室町三丁目からは神田の駅が見えている。よって地下鉄は使わず徒歩でそちらへ向かう。

石毛直道と森枝卓士による「考える胃袋」は「料理の変容も面白い」から「麺類学の出発点」に入った。活字を追うことに熱中して、浜松町で降りるはずの山手線を田町まで乗り過ごす。隣のプラットフォームからひと駅もどれば済むところを、エスカレータを上がって更には改札口も出てしまう。モノレールへの乗り換え口が見つからない。しばらくしてようやく、自分のいるところが浜松町ではなく田町であることを、あらためて認識する。乗り過ごしに気づきながら夢遊病者のように改札口を出てしまった原因はひとえに、先ほどまで読んでいた本が頭を去らなかったからだ。

天王洲の写真スタジオでは、数時間前に蔵出ししたばかりの、らっきょうのたまり漬の写真撮影に立ち会う。

本日の東京の最高気温は30℃と聞いていたから、夏の再来を楽しみにしていた。しかしその程度では、自分は暑さを感じないことを今日は知った。そして大井町、新橋、銀座、日本橋と辿り、浅草17:00発の下り特急にて東京を離れる。


朝飯 きのうのカレー南蛮鍋の残り、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトの味噌汁
昼飯 「サンマルクカフェ」の+Rサンドパストラミポーク、アイスロイヤルミルクティー
晩飯 ピーマンの醤油炒め鰹節かけ、セロリと大根としその実のサラダ、冷や奴「伊勢廣」の焼き鳥あれこれ、金宮焼酎(生にTIO PEPEを少々)、パンプディング、無花果の蜜煮、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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