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清閑 PERSONAL DIARY

2021.8.16 (月) 西の方へたなびいて

8月15日 22:57
アフガニスタン ガニ大統領が辞任し出国

8月16日 00:35
タリバンがアフガン大統領府を掌握

時刻を知ろうとして枕の下から取り出したスマートフォンが、ふたつのニュースを相次いで伝えている。徹底抗戦を叫んだ大統領が、翌日は国外へ逃亡。まるで近藤紘一の「サイゴンのいちばん長い日」ではないか。

1982年1月9日、僕の乗ろうとしていた成田空港14:50発のエアインディア315便は欠航した。あれこれあって、16:50発のパンアメリカン機で香港を目指した。啓徳空港には、故障点検により成田まで来られなかったエアインディア315便が待っていた。それに乗り換えると、隣はこれからボンベイへ向かうというアフガニスタンの二人組だった。

アフガニスタンは、バックパッカーには魅力的な国だった。インドとヨーロッパを陸路で行き来する経由国でもあった。しかしその4年前に始まった紛争により、旅行者が立ち入ることは難しくなっていた。それがいかにも残念だと、僕は彼らとの会話の中で述べた。「日本人は友達です。申し訳ないことです」と、二人組のうちのひとりは答えた。政治に関係することは、あまり話したくなさそうな印象を受けた。

6時にテレビの電源を入れる。NHKのニュースがアフガニスタンの情報を伝え始めたのは6時9分。大統領府を占拠したタリバン兵士の手にあるのはM16。珍しくもない「皮肉」である。

8時20分、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の掃除と納品を済ませてからお墓へ行く。そして花立ての水を換え、線香立ての周辺を洗う。

13日の日記にもあるように、ウチは「お迎え」は、お墓まで行く。しかし「送り」は夕刻に、玄関の前で仏壇の飾りを焼いて済ます。雨は朝のうちに上がっている。煙は西の方へたなびいて、すぐに消えた。

夜は夏の野菜を肴にして焼酎を飲む。


朝飯 茄子の味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、カレー、炒り豆腐、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豚肉と長葱の味噌汁
昼飯 会社支給による「やぶ定」の海老天丼、味噌汁、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬
晩飯 焼き茄子、冷やしトマト、胡瓜とゴーヤのぬか漬け、ピーマンの素揚げ豆腐と大根の味噌汁鶏の唐揚げ醤々麺、胡麻焼酎「紅乙女」(生)、葡萄のショートケーキ、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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