2021.8.2 (月) 夏太郎
日光市塩野室地区の畑のらっきょうが先月の大雨の前に収穫できたのは幸いだった。炎天下に掘り出されたらっきょうは「夏太郎」のためのものだ。「夏太郎」は、盛夏の限られた時期にのみお出しできる商品で、今は蔵の中で、味の落ち着きを静かに待っている。
「夏太郎」に対するお問い合わせは、季節外れにもいただく。たまたま夏にご来店になり、たまたまお買い求めいただけた幸運なお客様からのものと思われる。またその時期をご存じのお客様からは、7月のはじめよりお問い合わせが増えてきた。
きのうは「まだなら、また電話する」とおっしゃるお客様に「次にお電話をいただいたときには売り切れているかも知れません。こちらからご連絡いたします」と申し上げた。
「夏太郎」は、いつもいきなり姿を現して、幻のように消える。塩らっきょうは数あれど、新鮮にして生の風味を残すその存在は、全国でも珍しい。お盆には蔵出しができるだろうか。いずれ味を見ながらのことだから、はっきりした日時を申し上げられないところが何とも心苦しい。
朝飯 長葱とすぐきを薬味にした納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、赤魚の粕漬け、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 生のトマト、盛りラーメン
晩飯 トマトとレタスのサラダ、茄子と胡瓜のぬか漬け、ポテトフライ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「浅太郎」、”ABSOLUT VODKA”(ソーダ割り)