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清閑 PERSONAL DIARY

2021.7.24 (土) ウクレレ

このところ、孫のリコが僕のウクレレをいじくり回して仕方がなかった。果物を食べ、その汁に汚れた手を洗わずに触ったりするから始末が悪かった。どうにかして彼女を僕のウクレレから遠ざけなくてはならない。しかしウクレレを隠すなどはしたくない。

何が目的だったかは思い出せない。あるとき浅草の外れを歩いていて、ウクレレを並べた飾り窓の前を通りかかった。「へー、浅草にウクレレ屋かぁ」と、何となくもの珍しい気持ちになって、それは記憶の底に残った。

検索エンジンに「浅草 ウクレレ」と入れると、果たしてその店はキワヤ商会と知れた。ウェブショップもある。子供用のウクレレも売っている。それほど高いものでもない。即、注文をした。

キワヤ商会ではまた、ウクレレの教室もしていた。講師はキヨシ小林。僕には未知の人だ。これまた検索エンジンに頼るとCDも複数、出していた。amazonの中を行ったり来たりしながら、もっともレビューの多い”ukulele swing”を注文した。そして届いたそれを、今朝は夜明けの気配さえ訪れない時間からBOSEのプレイヤーに入れた。

1曲目は、聴けばほとんどの人が知っている”Love”。これが出だしからまるでジャンゴ・ラインハルトで、思わず目を見張る。途中に”Salt Peanuts”から遊びで2小節を引用。「へー、いいじゃんか」と気分が上がる。

「秋になったら教室、行くかなぁ」などと考える。楽器の習得は外国語の習得と同じく、陰々滅々とした無限の反復練習を必要とする。しかしその楽器もウクレレならば、気の滅入ることもないのではないか。

ところで孫は小さなウクレレが届いた日から、僕のウクレレには見向きもしなくなった。「助かった-」である。


朝飯 トマト、納豆、ポテトサラダ、昆布の佃煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 トマト、南瓜の煮付け、胡瓜と人参のぬか漬け、カジキマグロのソテー「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」かけ豚汁、芋焼酎「志比田工場原酒」(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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