2021.7.8 (木) 読書灯
活字中毒ではあるけれど、本は家ではほとんど読まない。それはなぜかと、今朝は考えてみた。
海外へでも行かない限り、僕に休日は、ほとんど無い。昼には仕事がある。夕食を摂ればすぐに入浴をしてすぐに寝る。自由になる時間といえば、深夜あるいは早朝に目覚めて朝食までのあいだが唯一だ。2013年の秋から冬にかけて自宅を大規模に改装した。その結果、もっとも居心地の良い空間は食堂になった。起きて洗面をして服を着れば、間違いなく食堂に直行する。
食堂の天井には照明器具が埋め込んである。明るさは、設計士のコバラマモルさんが公式に従って決めたものだろう。会社の研修のためホテルの部屋を借りる場合、それが会議室ではなく宴会場だったりすると、照度の不足により文字の読み書きに苦労をする。それがウチの食堂でも発生する。よって夜と朝のあいだから朝にかけてはいきおい、本ではなくコンピュータを開くことになる。それが、僕が家で本を読まない一番の理由と、今朝は分かった。
「だったら読書灯があれば、家でも本が読めるではないか」と思いついた。しかし電線を引き回す式の明かりは扱いが厄介だ。ある程度の大きさがあるだろうから、部屋の簡素さを損なう怖れもある。そこで検索エンジンに「充電式 読書灯」と入れてみた。するとどうだろう、良さそうなものがいくらでも出てくるではないか。中には折りたためばワインの瓶より小さくなるものや、煉瓦ひとつ分より小さくなるものもある。
ウェブ上を徘徊して数々の説明を読み、使用者による評価を読み「なるほどな」などと腹の中でつぶやきつつ、しかし今朝のところは購入を保留する。更に調べてみることにしよう。
早朝の仕事から上がって一服した現在は5時30分。雨は降っているものの、外は明るくなってきた。それに気づいて先ずは、きのう読み逃した日本経済新聞の第40面を開く。「私の履歴書」の、ブンヤシット・チョクワタナーの文章が良い。
朝飯 納豆、ジーマミー豆腐、茄子のソテー、キャベツと茗荷の浅漬け、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、キャベツと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、スパゲティナポリタン、ドライマーティニ、TIO PEPE