2021.7.2 (金) 柱
子供のころのある年、誕生日のプレゼントとして長男はあるゲームソフトを所望した。それを聞いて早速、僕は中古屋へ向かおうとした。しかし「誕生日に中古品を贈る者がどこにいるか」と家内に反対をされて、その足を止めざるを得なかった。「機能が同じなら、安い方が良いじゃねぇか」という考えが、僕には抜きがたくある。
個人で所有したクルマはのべ8台。そのうちの6台は中古で買った。この場合は「安いから」ではなく「それを新車で売っていたのは20年も30年も前」だから中古で買わざるを得なかった。
本はほとんど古書で買う。理由は「機能が同じなら安い方が良い」場合もあれば「いまや新品では買えない」場合もある。本日、孫のリコのためにメルカリで注文したマンガは「機能が同じなら安い方が良い」という理由によるもので、あまり威張れたことではない。
その孫が今日は保育園から帰るなり「隠居の柱に昇る」と言ってきかない。「泣く子と地頭には勝てない」とは、孫のためにあるような言葉だ。よってその小さな手を引き、雨に緑の洗われた隠居へ行く。孫は廊下の柱に5度、6度と昇ってようやく満足をした。マンガはいつ届くだろう。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、生のトマト、蓮根の梅肉和え、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「栃木軒」の中華そば
晩飯 レタスのサラダ、3種のパン、ブロッコリーとマッシュルームと鶏のソテートマトソース、チーズ、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2015