2021.6.29 (火) 保養
「チチチチチッ」と鳥の啼く声がする。それが、いかにも夏の朝を感じさせる。通るクルマもないにもかかわらず、外にスクラッチノイズのような音がある。カーテンを巻き上げると、雨が降っていた。鳥は、夜が明けると共に啼く。雨の朝には、なぜか大きな鳥は啼かない。
製造現場へ降りるまでに、いささかの時間がある。しかしそれは、数十分とまとまったものではない。嵐山光三郎の「文人悪妻」を本棚から取りだし、そのうちの「泉鏡花の妻 泉すず」を読む。きのう包装係のヤマダカオリさんに言われたことに従って、製造現場へはいつもより1時間はやく降りた。
先週24日の木曜日、日本テレビ系列「ヒルナンデス!」にて上澤梅太郎商店が紹介をされた。小倉ヒラクさんの「世界の発酵食品3,000種類を食べ比べた発酵マニアがおすすめするお取り寄せ発酵食品ベスト3」において、上澤梅太郎商店の「らっきょうのたまり漬」が1位に選ばれたのだ。
また2日後の26日には、BS朝日「バトンタッチ!」にて、上澤梅太郎商店の持続可能社会への取り組みが紹介をされた。
特に前者による反響はすさまじいもので、社内各部は対応に追われている。折しも、夏の贈答時期の入りばなである。普段、地方発送は、ご注文をいただいた翌日には出荷をされる。その納期が今は10日ほどに延びている。それをお知らせするメールマガジを、16時に配信する。
朝の3時、4時に起きて窓を開け、鳥の声を聞く。それが現在の僕の「保養」である。
朝飯 南瓜の煮付け、納豆、菠薐草と榎茸のおひたし、ひじきとパプリカの炊き物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、油揚げと茄子とパプリカの味噌汁
昼飯 焼き鮭、揚げ湯波の炒り煮、昆布の佃煮、ごぼうのたまり漬、梅干のお茶漬け
晩飯 生の胡瓜、牛肉と榎茸のすき焼き風、ひじきとパプリカの炒り煮、玉子焼き、ホウレンソウの胡麻和え、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、肉団子、蒲鉾、刺身湯波、胡麻焼酎「紅乙女」(生)、梅干と塩鰹のふりかけのお茶漬け