2021.6.19 (土) 雨の日
本日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」には、12時30分に、日本語以外のお名前で3名様のご予約を戴いていた。よってその時間が近づくと事務室から店に移動をして、外に注意を払う。やがて道向こうの駐車場に傘を差した3名様があらわれ、そのうちのおふたりはスマートフォンを覗き込んでいらっしゃる。ほぼ、間違いはない。
外へ出て、国道121号線のこちら側から声をおかけする。そして蔵と隠居のあいだの信号機が青になるまで、そこでお待ちする。
辰巳に面した門までご案内をして、ノレンを跳ね上げる。目に飛び込んでくるのは緑、また緑だ。花は紫陽花。石の橋を渡りつつ「お写真は、どうぞご自由にお撮りください」と、ご説明をさせていただく。3名様のうちのおひとりは玄関前の壺に傘をお立てになった後、ふたたび庭にお戻りになり、しばらくあたりをお撮りになっていた。
水に浸けることにより、表情を一変させる陶器がある。草木の、雨による変わり様は、それ以上だ。雨の降る日は庭に明かりを点ける。その明かりは夜に見るより美しい。緑の力を借りて輝くのかも知れない。
朝飯 きのうのキムチ鍋の残りのぶっかけ飯、ごぼうのたまり漬、若布と長葱の味噌汁
昼飯 きのうのキムチ鍋の残りを具にしたうどん
晩飯 トマトとミートソースのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2015、スポンジケーキ、Old Parr(生)