2021.6.8 (火) 黒い絵
店の駐車場の北側に、今年の春より蟻の巣穴がふたつできた。かなりの数が活発に出入りをしながら、時には羽虫の死骸などを運び込んでいる。放置をすれば、蟻はやがてそのちかくの木の幹に入り込み、それを枯らすかも知れない。おなじ駐車場の南側にある紅葉には、実際に被害が出ている。よって今朝は、除虫菊の成分によると説明のある蟻退治の粉末を、その巣の周辺に撒いた。
しばらくして戻ると、先ほどまで何十、何百とうごめいていた蟻は、ただの1匹も見えず、巣穴の周辺は静まりかえっていた。
害虫や雑草を駆除するたび「お前たちが生きていることにより、この世は荒れゆくばかりだ」と、人間より遥かに大きな存在に人間が駆除される、そんなことを夢想する。それは子供のころより今に至るまで続く、僕の妄想である。
「美の旅人」という画文集がある。文章は伊集院静。これを本棚から取り出し、136ページからの「愚かなる者」を読む。そしてゴヤの「わが子を喰うサトゥルヌス」に、じっと見入る。
朝飯 蓮根の梅肉和え、納豆、ズッキーニと竹輪の天ぷら、玉子焼き、揚げた茄子とパプリカ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、ごぼうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、揚げ湯波と胡瓜の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 刺身湯波、めかぶの酢の物、鶏の幽庵焼き、薩摩芋のレモン煮、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、茄子とパプリカの揚げびたし、鰤の地酒粕と日光味噌漬け焼き、「小林酒造」の「鳳凰美田純米吟醸生酒」(冷や)、西瓜