2021.5.31 (月) 随意小酌
オールデンの短靴とホワイツの半長靴は、湿度が高くなるとコバにカビを生やす。多分、昨年の梅雨どきにそのカビを発生させたらしい2足は、今年2月に宇都宮の皮革修理店”amor”で完璧に手入れをしてもらった。若い女店主の仕事を無駄にすることは避けなければならない。きのうに続いて晴れた今朝も、その2足をベランダに出す。「鬼の居ぬ間に洗濯」ならぬ「梅雨の前の靴の乾燥」である。
定時の17時30分に店を閉め、キャッシュレジスターを締める。明後日のための釣り銭を準備し、今日の売り上げ金と共に金庫に収める。上澤梅太郎商店はいかにもタイムカードのある会社らしく、終業時間の18時を15分も過ぎれば社内には誰もいなくなる。
日の隨分と延びた今ごろは、4階の自宅へ戻っても、外はいまだ明るい。夕刻からの驟雨は既にして上がった。既にして降ろされていたカーテンを、天井まで巻き上げる。クルマのタイヤが路上の水を切る音をより明らかに聞きたいから、窓も開ける。
そうして5月の最後の暮れ方を存分に味わいつつ、みずから整えた肴にて小酌を為す。
朝飯 飛竜頭、牛肉のカレー煮、焼き鮭、水菜の甘辛煮、ごぼうのたまり漬、しその実のたまり漬、メシ、トマトとズッキーニと小松菜の味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 めかぶの酢の物、蒲鉾、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、「山本酒造店」の「天杉山廃純米吟醸」(燗)、鰺鮨、「らっきょうのたまり漬」と「きゅうりのたまり漬」によるタルタルソースとレタスとトマトを添えた鶏の南蛮漬け、キャベツとベーコンの味噌汁、西瓜