2021.5.25 (火) 知らない言葉
マンガのひとつひとつの絵を四角く区切る空間は「コマ」。その四囲の線を、水木しげるは筆と墨で描いている。穂がふくれるほど墨を含ませた筆で引かれたものだから、直線ではない。それどころかその線は「山下白雨」で北斎が富士山のふもとに描いた稲妻のように、紙の上を奔放に走っている。その内側に、水木はしかし、几帳面に四角い絵を描いていく。そういう夢を見ながら目を覚ます。時刻は3時45分だった。
「ニューズウィークを購読していますが、毎号、知らない言葉が2つか3つは、どうしても出てきてしまいますね」と、自由学園の英語教師アカギヒデヤ先生はおっしゃった。僕などは、たとえ日本語であっても日々、知らない言葉が増えていく。このごろは毎日のように耳にする「副反応」も、そのひとつだ。
新型コロナウイルスのワクチン接種に伴う副反応のひとつとして「注射した部分の痛み」がテレビで盛んに言われている。僕はかつて、コレラの予防接種を4回、受けている。接種をされると数日は腕に痛みが残った。筋肉に注射をされれば、その部分が痛むのは当たり前ではないのか。
もっとも今般のワクチンについては「接種した夜に、腕が上がらないほど痛んだ」と、左腕を押さえてみせた知り合いの看護師がいる。そこまで痛みが亢進すれば、僕もいささかゲンナリするだろう。6月14日の、2度目の接種の待たれるところである。
朝飯 油揚げの網焼き、菠薐草と榎茸のおひたし、めかぶとジュンサイと「なめこのたまり炊」、水菜の甘辛煮、蕪と胡瓜のぬか漬け、メシ、胡瓜とトマトと油揚げの味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 蒲鉾、めかぶの酢の物、刺身湯波の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」かけ、天ぷら盛り合わせ(其の一)、天ぷら盛り合わせ(其の二)、「やぶ定」の茶そばによる盛り蕎麦、「山本酒造店」の「天杉山廃純米吟醸」(冷や)、メロン