2021.5.14 (金) 器えらび
朝食は、この日記やfacebookに画像を載せるほか、TikTokやyoutubeに動画も上げている。それらを見るにつけ、変わりばえのしない食器が気にかかってきた。食器はあれこれあっても気に入ったものしか使わないから、お膳の景色はいつまでも変わらない。よって今朝は新しい器を手に入れるべく、ウェブ上を逍遥してみた。
食器の実店舗は、それを肉眼で見て、手に取って確かめられるところに価値がある。ウェブ上の買い物は、実店舗が在庫しきれない数千数万の中から個体を選べるところに価値がある。
数千数万とはいえ、目に留まるもの、食指の伸びるものが、そうあるわけではない。しかしまったく無いわけでもない。そのようなものがあらわれるたび、画像を拡大し、しげしげと眺め、大きさを示す数字を確かめる。そこでふと立ち止まる。いま使っている器は一体全体、どれほどの大きさだろう。それを知らないまま購入に臨めば、野村克也が長嶋茂雄の采配を評して言った「頓珍漢」とおなじことになる。
そこで、普段づかいの器を食器棚から取り出し、食卓に並べ、その大きさを測ってみることにした。早起きだけに、朝飯前の時間はふんだんにある。そして記録したものが以下である。
波深皿 φ110×H30
菊深皿 φ110×H35
鼠志野皿 φ113×H23
笹文なます皿 φ140×H35
唐草文皿 φ155×H29
草花文皿 φ160×H28
白釉小鉢 φ95×H43
子の字文小鉢 φ98×H45
富士山小鉢 φ104×H45
藁引小鉢 φ105×H53
赤青麦藁手小鉢 φ110×H50
こうしてみると、特に小鉢の直径はおおむね110mmに収まっていた。また、小さく見えても数字にしてみれば、より大きく見えるものと大して変わらないこともあることが分かった。これは中々に面白い発見だった。
そうしてインターネットの大海に引っかかった店の、商品検索窓に「φ11」と入れてみる。次は「φ10」と入れてみる。それらの中からどれを選ぶかを大まかに決めて、以降は後日の楽しみとする。
朝飯 豆腐の玉子とじ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、若竹煮、上げ湯波の甘辛煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と長葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注)
晩飯 帆立貝とパプリカと胡瓜とレタスのサラダ、スパゲティミートソース、チーズ、TIO PEPE