2021.4.18 (日) 小さな滝
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の開店は8時30分。「交通事情もあるので、到着は開店から9時のあいだ」と予約をしてくださっていたお客様は、8時50分に漬物の本店にいらっしゃった。その4名様を隠居までご案内し、店に戻る。
「枝垂れ桜の盛りは4月の半ばすぎ」と、いまだ寒いころにお知らせしたお客様のご予約は10時30分。その時間に合わせて、ご挨拶のためふたたび隠居へ行く。数ヶ月前には予想できなかったことながら、その後、桜の開花は全国的に早まった。今日の枝垂れ桜は、きのうに増して花びらを降らせ続けている。「それもまたよし」と、お客様はその、小さな滝のような桜を愛でつつ目を細くされた。
夕刻よりいちじるしく腹が減ってくる。何も口にしないまま町内の役員会に出かけることは耐えがたい。食卓でラスクにバターを塗りながら「そんなものにバターを塗る人がどこにいるか」と家内に言われる。「ここにいるじゃねぇか」だ。
今夜の役員会は、総会を控えてのすり合わせだった。会計係の僕は仮の決算書を配った。日本全国ほとんどの組織がそうであったように、昨年度は新型コロナウイルスの蔓延に阻まれて、集団による行事はほとんど何もしていない。それにより浮いた予算の大部分は営繕積立金に繰り入れることとして、出席者の合意を得る。
朝飯 牛丼、生玉子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、キャベツとピーマンの味噌汁
昼飯 揚げ玉、ごぼうのたまり漬、白菜漬け、塩鮭によるお茶漬け
晩飯 ラスク、チーズ、TIO PEEP、ケールのサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「浅太郎」、みょうがのたまり漬、Old Parr(ソーダ割り)