2017.3.7 (火) 時候の挨拶
村田蔵六はすこぶる愛想のない人で、暑さを嘆きつつの夏の挨拶には「夏は暑いものぢゃ」、寒さを嘆じつつの冬の挨拶には「冬は寒いものぢゃ」と応えたという。僕は自分を「すこぶる愛想のない人」とは思わないけれど、村田の気持ちはよく分かる。
「いつまでも寒くて、イヤになっちゃいますよね」と、今日は街で声をかけられた。「そうですね」と答えてみたものの、しかし実際には、寒さはそれほど感じていなかった。
いまウチのホンダフィットにはスタッドレスタイヤが履かされている。先日は「そろそろ普通のタイヤに交換しても良いのではないか」と考え「しかし案外、これから雪が降るということもあるからな」と、思い直した。
ひと仕事を終えて午後、4階の食堂に上がって生姜湯を飲む。そしてふと外に目を遣ると、雨には見えないものが降っている。窓を開け目を凝らしてみると、それは紛れもない雪だった。
結局のところ、その雪が降り続くことはなかった。しかしスタッドレスタイヤは、いまだしばらくは履き続けた方が良さそうな気がしている。
朝飯 切り昆布の沖縄風炒め、納豆、トマトとレタスと炒り卵のサラダ、茹でたウィンナーソーセージ、細切り人参の炒め煮、じゃこ、胡瓜の古漬け、メシ、豆腐と揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 春雨サラダ、皮蛋豆腐、グリーンアスパラガスのバター焼き、「しいたけのたまりだき」を刻み入れた水餃子、「光酒造」の麦焼酎「博多小女郎」(お湯割り)、とちおとめとスカイベリーの盛り合わせ、レモンパイ