2021.3.17 (水) 水帳
きのう倉庫の整理をしながら、埃をかぶった木の箱に目がとまった。「寛文六丙午年瀬川村水帳入」の文字が蓋にある。瀬川村とは、日光市今市旧市街から日光街道を遡上して最初の集落にあたる。
「寛文六丙午」の文字を頭に刻んで一旦、倉庫から去る。そして事務室でそれを検索エンジンに入れてみる。西暦1666年、徳川幕府は4代家綱の治世、更には八百屋お七の生年と、googleは教えてくれた。
「へー」と思いながらふたたび倉庫へ戻り、その箱を4階の食堂へ運ぶ。そして太陽光のふんだんに差し込む食卓に置いて、蓋を開けてみる。中には糸で綴じられた文書が収められていた。その表紙には蓋より更に詳しく「下野國日光領瀬川村御検地水帳」の墨跡。
どうやらこれは、瀬川村にある各戸の耕作面積を記したものらしい。しかし悲しいかな僕は古文書を読む教養を持ち合わせない。農業史の先生がいつかこの日記に行き当たれば、そしてこの帳面を検分してくれれば、そのときには何ごとかが解明されるかも知れない。
朝飯 グリーンアスパラガスとスナップエンドウの淡味炊き、紅白なます、大根おろしを添えた鰤の照り焼き、菠薐草のおひたし、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とブロッコリーの味噌汁
昼飯 白菜漬け、油揚げと小松菜の炊き合わせ、塩鰹のふりかけ、塩鮭、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 キャベツと人参のサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬を含む三種の薬味、Old Parr(お湯割り)、プリン、Old Parr(生)