2021.3.16 (火) 幾とせ耐えて
昔のエレベーターは、降下するとき胸や腰のあたりに何とも言えない違和感を覚えさせた。落下傘を背負って空中を落下するときにも、それとおなじ感じがするものと考えていた。しかしスカイダイビングを実際に経験してみると、そのようなことは一切なく、空を飛んでいる気持ち良さのみがあった。
昨初秋、大森のウィステリアデンタルクリニックで奥歯の神経を抜いた。サトーヒロノブ先生は、神経の奥底の、その先まで特殊な器具で穴を穿った。術後の回復を早めるための措置と、先生からは説明を受けた。二日がかりの完璧な仕事だった。
2018年10月より感じ始めた背中の違和感は、同年の師走に至ってとうとう我慢しきれない痛みに変わった。翌年1月より通い始めた宇都宮のカイロプラクティックでは、背中から始まって肩、膝と、次々に治療をしてもらった。時には「痛いですよ」と事前に知らされながらの施術もあった。「どれくらい痛いですか」と訊くと「骨が折れるときくらい痛いです」と、ワタナベマサヤス先生はこともなげに答えた。
何が言いたいか。
飛んでいる飛行機から飛び降りることも平気なら、歯の奥底まで針を差し込まれることも恐れず、専門家が「骨が折れるくらい」という痛みにも耐えられる。ただただ、血管注射だけが怖い。今日は会社の健康診断にて、そのうちの血液採取にようよう耐えて、通常の業務に復帰する。
昼飯 「笹の」のカレーライス
晩飯 ミネストローネ、2種のパン、茹でたブロッコリーとマッシュドポテトとキャロットラペを添えた豚のソーセージのソテー、おなじく羊のソーセージ、チーズ、Chateau Lalande-Borie 1985、シュークリーム、Old Parr(生)