2021.2.17 (水) 紅梅
紅梅と白梅では紅梅の方が先に咲く、とは限らない。咲く時期は品種によるのだという。隠居の梅は、紅い方が先に咲く。10日ほど前には数えるほどだった、そのいかにも春めいた紅色が、このところは隨分と増えてきた。
とはいえ時あたかも三寒四温の季節である。朝の一連の仕事を済ませて後に、隠居へ行ってみる。そして先ずは厨房に足を踏み入れる。お湯の蛇口からはわずかに水が垂れている。栓を幾分か緩めているのだ。しかし水の蛇口は濡れていない。「すわ、凍結か」と慌ててあたりを見まわす。そして外へ出て地面に設けられた矩形のフタを開ける。水が出なかったのは、不凍栓が締めてあったことによると知って、胸をなでおろす。
午後、日本橋高島屋への、8日間の出張から長男が戻る。無事の帰還は何よりだ。長男はこれより2週間の自主隔離に入る。嫁のモモ君は子供ふたりを連れて、既にして実家に移動済みだ。家の中はしばらく、火が消えたような静かさになるだろう。
朝飯 揚げ湯波とひじきの炒り煮、菠薐草と榎茸のおひたし、細切り人参のサラダ、納豆、筑前煮、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と芹の味噌汁
昼飯 揚げ玉、塩鰹のふりかけ、梅干、白菜漬け、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 チーズ、TIO PEPE、トマトとベーコンのスパゲティ、クリームソースのキャベツ巻き、Petit Chablis Billaud Simon 2016、杏仁豆腐、Old Parr(生)