2021.2.12 (金) 打たないことには
戦後の復興に尽くした昭和の男たちは、鮨屋でもフランス料理屋でもウイスキーの水割りを飲んだ。令和の女の子は「ワタシ、ハイボール」と、タイ料理屋で高らかに宣言したりする。結局、いつの時代もサントリー宣伝部の勝ちですか… というようなことを早朝、きのうの日記を書きつつ考える。
山口瞳と開高健による「やってみなはれ みとくんなはれ」は、とても面白い読み物だ。伝記とは畢竟、冒険譚ではないか。北康利による「佐治敬三と開高健 最強のふたり」という上下本もある。
「朝、出社をしたら本を開く。定時になったら『今日は〇〇の□ページから△ページまで読みました』と日報に記して退社する。そんな会社があったら、どれだけ嬉しいだろう」と椎名誠は書いた。同感ではあるけれど、当然のことながら、そのような会社は存在しない。だから僕は、旅先では朝から夕方まで本を読んで過ごすのだ。
「新型コロナウイルスのワクチンは、何だか怪しげだから打たない」という人がいる。僕は、その機会が来たら即、打つ。打たないことには海を越えられないではないか。本は、自国語の聞こえてこない場所で読むと、余計にコクの増す気がする。
朝飯 鶏のそぼろ、牛蒡と人参のきんぴら、茹でたブロッコリーを添えた目玉焼き、納豆、白菜キムチ、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、揚げ湯波とキャベツとトマトの味噌汁
昼飯 焼き鮭、鶏のそぼろ、塩鰹のふりかけ、白菜キムチ、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 白菜キムチ、小松菜の牡蠣油炒め、豆腐と溶き卵のスープ、「食堂ニジコ」から持ち帰った中華焼きそば、「紅星」の「二鍋頭酒 」(生)、苺の杏仁豆腐