2021.2.9 (火) 漢詩の探索
ある漢詩を見つけなければ、きのうの日記は完成しない。その詩は日本酒の箱にあった。箱の、黄色と栗色の配色はいまだ目に浮かぶものの、酒の名は覚えていない。
その漢詩のことは、僕が書記を務めている「本酒会」の会報に書いた。会報はウェブページの形で公開もしていた。しかしこの日記を新しい形にした2016年秋に、サーバから降ろした。よってウェブ上にそれを探すことはできない。
会報は別途、メーラーの「本酒会」というフォルダにも残している。しかし漢詩について書いた会報は封書で送っていた時代のものらしく、そこには見つからなかった。よって今度はメーラー全体に検索をかけてみた。覚えている語句というか文字は「高楼、琴酒、君、探」と、途切れ途切れだ。
当該の詩はむかし本酒会員だったマエザワマコトさんと僕との相対でのやり取りにようやく見つかった。「高楼」と「探」は僕の記憶違いだった。それは良寛による以下だった。
東山明月出
楼上正徘徊
思君君不見
琴酒為誰携
ところでこの詩は今も、菊姫の山廃吟醸の箱に残っているようだ。19年ぶりに飲んでみたい気もする。
朝飯 ひじきの煮物、納豆、玉子焼き、里芋と蛸の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、菜花のおひたし、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天麩羅と大根の味噌汁
昼飯 舞茸と菜花の天ぷら、塩鰹のふりかけ、鮭の日光味噌漬け焼き、すぐき、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 ベビーリーフのサラダ、パン、鶏肉とマカロニのグラタン、煮林檎、Petit Chablis Billaud Simon 2016、“Chez Akabane”のチョコレートケーキ、Old Parr(生)