2021.1.26 (火) 一日不讀書口中生荊棘
僕は厚着を嫌う。できれば裸にちかい恰好でいたい。旅へ出るなら暖かいを通り越して暑いところへ行きたい。ナマケ者だからどこへも出かけない。朝からプールサイドに寝転んで、日が陰るまで本を読んでいたい。
2度の韓国行きは2007年2月と2012年2月のことだ。2度とも町内役員の親睦が目的で、閑な時期を選んでの弾丸旅行である。1度目はガイドに案内されて景福宮など名所を巡った。2度目は「そろそろ各自で」ということで、昼の時間が空いた。プールサイドに寝転んで本の読める季節ではない。
「安重根義士記念館」を朝鮮語でどう読むか調べたら「アンジュングンウィサキニョムグァン」と検索エンジンは教えてくれた。賑やかな通りでタクシーを停め、それを伝えたら運転手はすぐに理解した。
「写真を撮ってもかまいませんか」と、ロビーでパンフレットを手渡してくれた人に訊いた。その男の人は快諾をしてくれた。撮ったのは血で書いたと思われる赤い四文字だ。
記念館へは、安重根の書が見たくて行った。安重根の遺墨は、多く、日本で私蔵していた人たちから韓国に戻されたものだ。
記念館は南山という高いところにある。行きはタクシーだったが帰りは歩いた。街へはわざと、路地を迷いつつ戻った。寒さが心地よかった。
朝飯 紅白なます、納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、菠薐草のおひたし、ごぼうのたまり漬、白菜キムチ、メシ、牛蒡と里芋と菜花の味噌汁
昼飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、塩鰹のふりかけのお茶漬け
晩飯 チーズ、TIO PEPE、コーンポタージュスープ、レタスと人参のサラダ、2種のパン、茹でたブロッコリーを添えた鶏もも肉の香草オーブン焼き、苺、Petit Chablis Billaud Simon 2016