2021.1.19 (火) 謎の宋胡録
2014年にオフクロが亡くなったとき、2005年に亡くなったオヤジの分も含めて2トントラックで5台分のモノを捨てた。食器棚にあった食器、あるいは応接間などに飾られていた器は、その99パーセントを捨てた。残したものは2点。ひとつは中国の空港で買ったとおぼしき青磁の三方茶碗。これは現在、僕がたまに使っている。謎は、もうひとつの方である。
その鉢は、応接間の本棚にあった。良いものであることは一目で分かるから、不要品の箱には含めず取り置いた。オヤジは朝鮮の器を好んだ、しかしこの鉢は明らかに、タイのスコータイで焼かれたものだ。オヤジはタイへは行ったことがない。とすれば、いつ、どこで手に入れたものだろう。
いまこの鉢は、玄関の低い戸棚に飾っている。釉はすり減ってほとんど残っていないから、料理には使えない。せいぜい果物を盛るくらいのところだろうか。それにしても良い風情の鉢だ。大切にしようと思う。
朝飯 茹でたブロッコリー、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、鰯の生姜煮、広島菜漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と蕪の葉の味噌汁
昼飯 鰯の生姜煮、塩鰹のふりかけ、なめこのたまり炊、大根のゆず風味漬け、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 レタスとベビーリーフのサラダ、浅蜊のスパゲティ、ビーフシチュー、チーズ、Petit Chablis Billaud Simon 2016、Grand Vin de Leoville 1982