2021.1.6 (水) 手並み
アスファルトの割れ目から芽吹く雑草がある。「雑草」という名の植物は存在しない。しかし様々な要因から、それらは「雑草」と十把一絡げに呼び習わされている。地面にしゃがみ込み、しげしげと眺めてみれば、しかしそれらにも、それぞれ味わいのあることがわかる。
googleのAIは、世界の森羅万象について予想をしているらしい。日本における新型コロナウイルスの新規感染者数も、そのひとつだ。それによれば、今月末には全国の新規感染者は6,000名を超えるとのことだった。しかし本日の発表は6,001名だから、新年6日にして、早くもそれを超えてきたことになる。AIはまた、東京の1日あたりの新規感染者は1,500名で高止まりと予想していたという。それに対して本日のその数は、1,591名と発表をされた。
不要不急の場合を除いては、嵐が収まるまで蟄居、閉門せよと、官は民に対して言い始めた。そのような中で気づくべき、見つけるべきは、雑草の持つ味わいではないか。熊谷守一は20年ものあいだ家から出ることなく、あれだけの画業を遺したのだ。
もっともほとんどの人は、熊谷守一並みの極貧には耐えられない。ほとんどの人は、熊谷守一の何十倍も複雑な環境に生きている。蟄居閉門などは、実際には、できることではない。ひとりひとりの手並みが問われている。
朝飯 牛肉のしぐれ煮、納豆、巻湯波の淡味炊き、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による松前漬け、ごぼうのたまり漬、広島菜漬け、メシ、豆腐と海老の頭と長葱の味噌汁
昼飯 “Denny’s”の日替わりランチ
晩飯 三つ葉のおひたし、冷や奴、牛蒡の牛肉巻き、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による松前漬け、蛸のマリネ、広島菜漬け、「秋田酒造」の「雪の美人純米大吟醸」(冷や)、大根おろしを添えた焼き鮭、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)