2017.2.27 (月) 夢でも見た気分
“RICOH CX6″を何度目かの故障により欠いた今、普段使いのカメラはおなじリコーの”GR”のみになっている。”RICOH GR”は光学ズームを備えない。デジタルズームの操作法は知らない。写真は近距離での撮影を好み、ズームレンズを使う機会は皆無に等しいからだ。
“RICOH GR”はアナログ時代のそれも持っているくらいだから、これがデジタル化されたときにはもちろん、すぐに飛びついた。故障の多い機種で、当時は銀座の昭和通り沿いにあったサービスセンターに持ち込み、修理を繰り返しつつ使った。
“RICOH GR”はその後も、保証期間を過ぎてからの故障により死蔵したり、あるいは紛失をするたび、そのときの最新の機種を買い続け、現在は2013年11月に購入した”IV”を常用している。
“RICOH GR”はその後、CMOSセンサーのAPS-Cサイズへの拡大に伴ってボディを7パーセントほど大きく、重さを1割ほど増して、デジタルの”GR”としては新しい時代に入った。これにwifi機能を加えたものが”RICOH GR II”である。
不思議なことに、あるいは良くあることかも知れないけれど、”RICOH GR”の使い手は簡素さを第一に求めるのだろう、市場の価格はここしばらく、最新型の”RICOH GR II”の最安値66,299円に対して、一代前の”RICOH GR”には92,833円の値が付いている。
先週土曜日の未明、この”RICOH GR”の価格を調べると、68,990円をビックカメラが出していた。驚きの「前週比:-23,843↓」である。「ショップの売り場へ行く」のバナーをクリックすると、数量に限りのある旨の説明があった。
CMOSセンサーがAPS-Cサイズに拡大されたわけだから、僕の”IV”よりも鮮明な画像が得られるのだろう。この新しい”GR”を普段使いとし、これまでの”GR”は防湿庫で温存しようと考えたこともある僕には、今朝の安値は絶好の機会である。しかし結局のところ、この、信じられないほど安くなった”GR”を買うことはしなかった。
翌日、当該のサイト「価格.com」に行ってみると、”GR”の価格は68,990円から元の92,833円に戻っていた。何やら夢でも見た気分である。
朝飯 たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」他による4種のおむすび、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のタンメン
晩飯 鶏もも肉の網焼き、大根と人参のなます、根菜類の煮付け、鯛飯、玉子と万能葱のお吸い物、「旭酒造」の「獺祭磨き二割三分」(冷や)