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清閑 PERSONAL DIARY

2021.1.1 (金) どちらも幸せ

起床は4時23分。日が昇り、あたりが充分に明るくなったころに家内と外へ出る。

墓参りに訪れた如来寺の水場は不凍栓が締めてあるにもかかわらず、凍りついていた。家に戻ってバケツに水を汲んで来ようとする僕に、コンビニエンスストアで水を買うことを家内は提案した。その、ペットボトルの水を満たした一双の花立てに、それぞれ5輪ずつの白菊を活ける。快晴、無風にて、線香には容易に火が着いた。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場の拭き掃除から戻ると、4階の食堂には雑煮が煮えていた。そこから5客のお椀を調え、4階の仏壇、1階事務室の神棚、坪庭のお稲荷さん、蔵の水神と地神にそれぞれ供えて歩く。人間が雑煮にありつくのはそれから。時刻は8時50分だった。

初詣における最後の昇殿時間は11時にて、これに合わせて瀧尾神社を訪ねる。拝殿の人の数は、例年の4割だっただろうか。参道の人出は更に少なく、9割減くらいだったかも知れない。

日光市今市地区の旧市街西端にあるのが瀧尾神社なら、その東端にあるのが追分地蔵尊だ。次はこちらへ回り、3体の地蔵に線香を供える。そして御札を受け取って戻る。

午後は、第二子を産んで里帰り中のモモ君が、そのシンを抱き、長男、リコとの4人で来た。とにかく4歳のリコが、弟の小さな手や足を終始、触りたがって、どうしようもない。幼子ふたりを気遣って、僕は終始、マスクをかけたままでいた。

彼らがいまだいる15時すぎに、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ売場の様子を見に行く。GoToキャンペーンは一時中断、不要不急の外出は避けよとの国からの達しにより、神社と同様、こちらも人の数は、例年ほどではない。

17時40分に製造現場へ降りて、普段は製造係がしている仕事をする。壁の寒暖計は摂氏5度。正月に遊んでいられる身が幸せなら、仕事ができるのも、また幸せなことだ。

夜はすっかり寛いで、4種の酒を飲む。そして22時に就寝する。


朝飯 鮑の柔らか煮、黒豆、「久埜」の純栗きんとん、いちご、雑煮「天鷹酒造」の「有機純米大吟醸五百万石」(冷や)
晩飯 鮑の柔らか煮、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、同「朝露」で漬けた鮪、巻湯波の淡味炊き、牛肉のすき焼き風、「天鷹酒造」の「有機純米大吟醸五百万石」(冷や)、Petit Chablis Billaud Simon 2016、MONTESOLE TAURASI D.O.C.G 2O11、クッキー、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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