2020.12.26 (土) 本を読むためだけに
目を覚ますと部屋の灯りは点けっぱなし、パジャマは着ていなかった。枕元のiPhoneが示す時刻は2時35分。以降は眠気が訪れず、遂に起床する。風呂を出たあと「ちょいと一瞬のつもり」で裸で布団にもぐり込み、そのまま寝てしまったのだ。睡眠の質を高く保つためにも、このような失策は厳に戒めなければならない。「わかっちゃいるけど」は正に、青島幸男の書いた詩のとおりだ。
日中、amazonから古書が届く。忙しく立ち働く時間の中で、ふと心に余裕のできる瞬間だ。さてこの本は、いつ読むことができるだろう。僕は本は、家ではほとんど読まない。どこかへ出かけない限り、本はなかなか読めない。冬にはなぜか、北へ行きたくなる。東北新幹線の北端はどこだろう。
「東北新幹線 下り 終点」と入れた検索エンジンは「新青森」と、その名を教えてくれた。駅前にホテルはあるだろうか。そのちかくに居酒屋はあるだろうか。雪を踏んで歩く道に吹雪が渦巻いていれば、なお有り難い。
朝飯 牛丼、生玉子、ごぼうのたまり漬、小松菜の味噌汁
昼飯 柴漬け、焼き鮭、塩鰹のふりかけ、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 冷やしトマト、木の実と干し葡萄を練り込んだパン、茹でたブロッコリーを添えた「鳥秀」の揚げ鶏、Petit Chablis Billaud Simon 2016