2020.12.16 (水) 朝食の店ではありますが
「新型コロナウイルスに対する恐怖の強弱は、人それぞれだ。」と、今月8日の日記に書いた。怖がる人は、まるで黒死病に直面した中世ヨーロッパ人のように、これを怖がる。一方、怖がらない人は、まったく無頓着だ。
新型コロナウイルスが地球を霧のように包んでしまったかに感じられる現在も、実は海外旅行が楽しめる。「今 行ける 海外」と検索エンジンに入れてみれば、情報はいくらでもある。そして実際に、それをした人を複数、知っている。居職であれば、帰国後の自主隔離なども、お茶の子さいさいである。
先日、街の飲食店について耳にしたことがある。忙しい店と、そうでない店の差が顕著だという。忙しい店とは常連さんに「怖がらない人」が多い店、そうでない店は常連さんに「怖がる人」が多い店、という図式が、どうやらあるらしい。
いま会食をしようとすれば「怖がる人」の意見に耳を傾ける必要がある。そして我が春日町1丁目役員の忘年会は、今回は居酒屋ではなく「汁飯香の店 隠居うわさわ」で開かれることになった。それは「密でない」とか「その場にいるのは知った人ばかり」という理由による。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は朝食の専門店だ。しかし今年は3回も夜の仕事を頼まれた。隠居、夜、とくれば、その随一は、闇に浮かぶ桜だろう。隠居の特にしだれ桜は、東京のそれにひと月おくれて咲く。昼だけでなく夜にも、花見の会が開けたら面白いと思う。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」のご予約は、上澤梅太郎商店の代表電話(0288-21-0002)まで、ウェブではこちらより承れます。どうぞよろしく、お願い申し上げます。
朝飯 ぬか漬けにした大根の葉の油炒め、納豆、大根と豚三枚肉の炊き合わせ、緑豆を添えた温泉玉子、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと玉葱と若布の味噌汁
昼飯 なめこのたまり炊、ぬか漬けにした大根の葉の油炒め、ごぼうのたまり漬、松前漬けのお茶漬け
晩飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の蕪のすり流し、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、ふろふき大根、酒肴あれこれ、かやくごはん、けんちん汁、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)