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清閑 PERSONAL DIARY

2020.12.11 (金) フクブクロ

寝室に隣接の洗面所から、口をゆすぐ音が聞こえてくる。「今日は隠居の仕込みがあるから早いのか」と考え「それにしても、いささか早すぎないか」と、その考えを改める。そしてようやく、そのうがいが起きたときのものではなく、寝る前のものであることに気づく。時刻は2時38分。目は冴えて眠気はいささかも感じない。よって起床することとする。

僕は、夜はできるだけ早く寝ようとする。それは、朝にできるだけ早く起きたいからだ。早く起きて何をするかといえば、大したことはしない。ただし製造現場に降りることは、しばしばする。今朝の持ち時間は充分で、気持ちは大いに良かった。

おばあちゃんに先立たれ、残されたおじいちゃんに肴を用意するのは嫁の仕事になった、というお宅のことを、ときどき思い出す。肴はちかくの魚屋に刺身を調えてもらうことが多いと、その嫁は語った。僕は肴は特に要らない。それを飛び越えていきなり料理を出されても平気な性分である。しかし今夜ばかりはちょっとしたもので飲み始めたい気分だった。

冷蔵庫には長男が「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で調製した松前漬けがあった。それを取り出し小鉢に盛り、夕食の卓に着く。この松前漬けは更に磨きをかけて、新春お届けの福袋に詰め合わせる予定にしている。福袋は今からでもお申し込みになれます。どうぞよろしく、お願い申し上げます。


朝飯 納豆、めかぶ、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、生のトマトと茹でたブロッコリー、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 松前漬けキムチ鍋、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、林檎、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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