2020.12.10 (木) 目が綺麗
「どうしてこんなものを買ったの」
「売っている人の目が、すごく綺麗だったんだよ」
という会話を子供のころ、オフクロと交わした記憶がある。目の綺麗さが証明してくれるのは、魚の新鮮さくらいのものだ。
「ビーフステーキが食べたい」という気持ちの中には、僕の場合「赤ワインが飲みたい」という欲求が半分ほどは含まれているような気がする。そして先日8日は町内の精肉店「鳥秀商店」で店主のナガオカさんと相談をしながらステーキ肉500グラムを買った。
区切りよく500グラムと注文をしたものの、家内とふたりでこの量はこなせない。端の方は包丁で落とし、後日のキムチ鍋に回すこととした。
その「後日」が実は今日だった。ところが閉店後に家内の携帯電話が鳴り、突然、釣りたてのメバルをお裾分けいだだくことになった。というわけで、キムチ鍋は明日に順延になった。
鍋に横たえられたメバルの目はどこまでも澄んでいた。そしてその全身は美味かった。日本酒は冷やで一合五勺ほどもこなした。明日の夜も楽しみだ。
朝飯 紅白なます、めかぶ、生玉子、納豆、茹でたブロッコリー、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「やぶ定」の白身魚の天とじ蕎麦
晩飯 筑前煮、じゃがいもと胡瓜のサラダ、メバルの煮付け、「喜久水酒造」の「能代比羅夫大吟醸」(冷や)、“Chez Akabane”のティラミス、Old Parr(生)