2020.12.9 (水) 忙中有閑
それまで鈍く感じていた背中の痛みが我慢しきれないところまで強くなったのは、おととし2018年の暮れだった。以降は年末年始を挟んで2週間ほど、行きつけの複数の鍼灸院、外科の病院、総合病院を渡り歩いたが、症状は改善しなかった。外科の病院で打たれる注射の効果は半日しか保たず、処方された鎮痛剤はよく効いたけれど、それはそれで不気味さがつのった。
藁にもすがる思いで情報を得ようとしていたところ、ある人から宇都宮の整体院を紹介された。そしてこここそは、僕の人生史上、最高に効く「治し屋」だった。2019年の1月に初めて訪ねたときには週に2度の通院を勧められた。9,000ボルトの電子ペンは、それが患部に押し当てられると、額に脂汗が滲むほどの痛みを生じさせた。しかし鎮痛剤の常用から脱出するためと思えば、どうということもなかった。
回復するにつれて通院の間隔は週に1度、2週に1度、月に1度と開いていき、遂には2ヶ月に1度のところまできた。整体院の場所を移すため2ヶ月の休みに入ると知らされたのは、その、今年7月のことだった。このときまでに、通った日数は47日に達していた。
新しい場所での開院を今か今かと待ちながら、10月に入ったところで遂に痺れを切らせて先生の携帯電話を鳴らしてみた。整体院は何と「伊豆高原痛みの専門整体院」として、伊豆急行の城ヶ崎海岸駅ちかくに引っ越していた。乗り換え案内によれば、片道に4時間。それでは流石に通えない。
とはいえからだの小まめな手入れは必要だ。そういう次第にて、今は前述の「電子ペンの先生」に紹介されていた、宇都宮の別の整体院に通っている。そして今日はその3回目。待ち時間を利用してちかくの本屋に入り、その中にある喫茶店で本を読んだ。久々の、忙中有閑だった。
朝飯 大根の葉のぬか漬け、菠薐草のおひたし、トマトのスクランブルドエッグ、牛蒡と人参のきんぴら、紅白なます、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」の酒肴あれこれ、6種の日本酒(冷や)