2020.11.30 (月) われ、しののめを呼び覚まさん
枕元に手探りしたiPhoneの時刻表示は2時14分だった。その画面の下方のLINEが何やら賑やかだ。アイコンをタップすると、嫁のモモ君に2番目の子が産まれていた。画像も届いている。モモ君は赤ん坊を肩の横に寝かせて笑っている。「すごいなー」と、思わず声が漏れる。「名前は『晨』にしたいです」と、長男が書いている。正に「われ、東雲を呼び覚まさん」ではないか。
折しもコロナ禍の最中であれば、赤ん坊に対面できるのは来春になるだろう。僕はいわゆる昔の人というか何というか「無事に産まれたなら、それでいいじゃねぇか」くらいのところだから、特に痛痒は感じない。とにかく良かった。
ところでそのモモ君が開発をした「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」が常に品薄気味とは、何度かここに書いてきた。理由は以下の3点に集約をされる。
1.味噌に微圧を加えつつ長い時間をかけて「たまり」を得る製造方法であること。
2.「たまり」をビーカーから1本ずつ瓶に詰めていく充填方法であること。
3.風味の良さにより作るそばから売れてしまうこと。
そのうちの2番目の問題を解決すべく、ここしばらくは有能な機械を探してきた。しかしそれらすべては大量生産のためのものであり、家内工業的に作られる「朝露」には不向きだ。価格も、必要の無い機能をすべて外しても百数十万円はする。この深刻な問題を、今日は2本の電話により氷解させることができた。かかる費用は一万数千円。
「朝露」の品薄は、旺盛な需要により、年末のうちは改善されないだろう。しかし年明けには一気に解決の方向へ向かうのではないか。製造係との話し合いを密にしたい。
朝飯 焼き鮭、納豆、焼き葱の「朝露」がけ、ピーマンの網焼き、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、シメジと若布の味噌汁
昼飯 おとといの夜のおかずを流用した弁当
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの胡瓜と蕪の浅漬け、ピータン、あんかけ焼きそば、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)、家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)