トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2017.2.23 (木) 環境整備

2013年の秋まで、まるで物置のようなところで寝ていた。「物置のような」とは「粗末な小屋」ということではない、「モノの詰め込まれた部屋」ということだ。床にモノが置かれすぎて、明かりを点けるための、壁のスイッチまで辿り着くこともできなかった。特にひどかったのはこの寝室だけれど、他の部屋においてもモノは多すぎた。

この環境に、意を決して大鉈を振るったのは家内である。箪笥などは中身ごといくつも捨てた。10年も20年も開くことのなかった箪笥であれば、中身ごと捨ててもどうということはない。

環境が整備されると、そこで暮らす人の頭も体も行動も簡素に、合理的になる。環境が人を変えるのだ。その環境整備を今度は社内でも行うべく、数ヶ月前より長男が計画を立てきた。その最初の3日間が今日から始まる。今朝は各部署の主立った者を製造現場に集め、資料を手渡しながら短い話し合いをした。

「いずれは使うときが来るかも知れない」とか「捨てるに忍びない」と取り置かれたモノが続々と集められ、社内の一角に積まれていく。僕も労働力の一端を担わなくてはいけないと、40年ほども保管されたままの、どこから取り外されたものかも知れない扉を1枚、指定の場所へと運ぶ。

「3日間だけじゃなくて、こういうことはずっとやんなきゃダメだよ」と製造部長のフクダナオブミさんが言う。「おっしゃる通り」である。

諸方から知恵と力を集め、環境整備はこれからも絶やさず続けていきたい。


朝飯 じゃこおろし、大根と胡瓜としその実と生姜の刻み漬け、ほうれん草のソテー、刻み昆布の沖縄風炒め、グリーンピースの炒り卵、納豆、メシ、浅蜊と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「魚登久」の酒肴あれこれ、4種の日本酒(冷や)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000