2020.11.22 (日) 隠居2名様大丈夫ですか
錦秋の帯は金精峠、湯元、竜頭ノ滝、中禅寺、いろは坂、日光市旧市街と来て、つい1週間ほど前に標高400メートルの日光市今市市街に達した。「今年はどうも冴えない」と考えていた隠居のモミジも、ようやく鮮やかさの頂点を迎えたように見える。
「隠居2名様大丈夫ですか」と、販売係のタカハシカナエさんが店から事務室の扉を開けて半身を現す。時刻は10時30分。即、隠居に電話を入れ、空席のあることを確かめる。お客様には現在の場所から隠居にちかい駐車場へとクルマを移していただき、その場所までお迎えに行く。おなじ「隠居、大丈夫ですか」の声は12時20分にかかり、やはり2名様を隠居の玄関までご案内する。
「有り難うございました」と店でいきなり声をかけらる。声の主は、先ほど隠居にお連れしたお客様だった。汁飯香の料理をお召し上がりいただき、漬物を買っていただき、その上「有り難うございました」などと言われては、当方は大恐縮である。深く頭を下げて、外までお送りをする。
午後になると、名所をめぐり、日光街道を伝って下界に降りてきたクルマ、またこれから鬼怒川、川治の温泉郷へ向かおうとするクルマの列が、目の前の春日町交差点で”jamming”を起こしはじめた。よって道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へは、ホンダフィットではなく徒歩で売れ行きを見に行く。連休ともなれば、小まめな検品は必須である。
隠居の調理係である家内を夜は労って、しかし家内のおごりにて、外で食事をする。
朝飯 厚揚げ豆腐と小松菜と榎茸の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、煮奴、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、2種の天麩羅の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の2種のサンドウィッチ、牛乳
晩飯 「ユタの店」の皮蛋、2種の焼き餃子、炒飯、ハムとチーズと菠薐草の春巻き、焼酎「鏡月」(オンザロックス)