2017.2.22 (水) いつでも来てください
現在の店舗や工場、住まいは僕が20歳ころに建った。「ころに」とその時期が特定されていないのは、棟ごとに時間差を置いて建てられていったからだ。僕は現在60歳だから、いずれにしても築約40年ということになる。
鉄筋コンクリート造りとはいえ築10年を超えるころから諸方にほころびが見え始め、以降は修理あるいは作り直しの連続である。
屋上の更に上、エレベータの機械室の上に置かれた避雷針の、それを支えるワイヤーがいつまで健在だったの記憶が僕には無い。それが錆びて切れたときのことも覚えていない。そして避雷針はここしばらく、その「しばらく」が10年なのか20年なのかはつまびらかでないけれど、とにかく、支えを欠いた状態で直立してきた。
昨年は屋上の、2度目になる防水工事を行った。その際ようようこの避雷針のワイヤーについて真剣に考え、本日遂に、サイトー電設のサイトータダハルさんにより、その復旧が成った。
避雷針の上部から四方に下げられたワイヤーは、絶縁のための碍子を経てアンカーに取り付けられていた。その様子は僕には初見にて、やはり最初のワイヤーは、遙か昔に失われていたのだ。
真新しいワイヤーは、これからどれくらい保ってくれるだろう。「カミナリ? いつでも来てください」の、今は気分である。
朝飯 冷や奴、烏賊の塩辛、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」を添えた大根おろし、じゃこ、梅干し、大根と胡瓜としその実と生姜の刻み漬け、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 パン、コーヒー
晩飯 “TIO PEPE”、蛸とトマトとレタスのサラダ、パン其の一、パン其の二、温野菜を添えたシャルキュトリあれこれ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”