2020.11.17 (火) 配合比
5年前か10年前かは覚えていない。とにかくタイの北の方にいるとき、そこに来た目的について訊かれた。「仕事が半分…」と答える途中で、早くもそのタイ人は笑い出した。「なんだ、あとの半分は遊びか」という、それは笑いだったに違いない。
「仕事が半分」とは、実はとんだ法螺だった。その旅に占める仕事の割合は、実際には2、3パーセントくらいのものだった。「パーセント」という言葉を知らなかったから「半分」と答えたのだ。
午前は日本橋と神田のあいだにいた。銀行から駅へ戻る途中、鞄屋の支店のあることに気づいた。僕の壊れかけている財布は、その鞄屋のものだ。よって扉を押し、こちらでも修理を受けつける旨を確認した。
昼には新橋にいて、ときおり頭に浮かぶ人を訪ねた。この訪問については、仕事とも言えず、趣味とも言えない。
午後から夕刻にかけては恵比寿にいた。仕事の後は、石元泰博の写真を観た。美術館を出ると、空の色は既にして夜のそれになっていたから驚いた。時刻はいまだ、17時を過ぎたばかりだ。そこから移動をした落合でしたことは、仕事半分に遊び半分だったかも知れない。あるいは仕事が2割に遊びが8割か。
泊まりがけの、コンピュータを必要とする仕事は、荷物の重くなるところが難点だ。そして浅草20:59発の下り特急に乗り、23時前に帰宅を果たす。
朝飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦、ライス
昼飯 「ドトールコーヒーショップ」のトースト、コーヒー
晩飯 「晴れときどき…」の冷やしトマト、もつ焼きあれや、これや、それや、Podere Pradarolo VEJ Bianco Antico 2019、チューハイ