2020.11.10 (火) 再登板
「今年は東京オリンピックだし、商売の方も行くぞ-」と気合いが入った直後の、新型コロナウイルスの流行だった。
2月から3月に月が変わった直後より、売上げが激減した。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、開店前のお披露目については、2月の下旬に招待状を投函し、しかし3月はじめには「三密」を避けて、今度は「中止」のお知らせをお送りすることとなった。「隠居」は急遽、その業態を「朝食」から仕出し弁当に変え、特に医療従事者には無料でお届けを続けた。
4月7日から5月6日までを期限とした「緊急事態宣言」は、5月末まで延長をされた。そのあいだの売上金額は、前年度比で9割の減。
国民に移動の自粛が呼びかけられたそのころより、日光や鬼怒川の産品を詰め合わせた、地方発送の商品を充実させた。また、ウェブショップでも、新しい企画を矢継ぎ早に発した。これらはお陰様で少なくないお客様のご支持を得て、荷造りの仕事は現在も高原状態にある。
このまま師走の繁忙期を迎えれば、社内のあちらこちらで混乱が生じることは必至である。それをいくらかでも緩和すべく、勤続33年を以て2015年に退職をしたアオキフミオさんに先日、声をかけた。アオキさんは当方の要請を快諾し、今日から蔵に来てくれた。お客様の需要にお応えをしつつ、どうにか大晦日までこぎ着けたい。
朝飯 細切り人参の炒りつけ、納豆、菠薐草と榎茸のおひたし、蕪の浅漬け柚風味、鮭の「日光味噌」漬け焼き、みょうがのたまり漬、里芋の淡味炊き、メシ、トマトと獅子唐の天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 刺身湯波、薩摩芋の天ぷら、菠薐草の胡麻和え、みょうがのたまり漬、豚足入りのおでん、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、今週末に「汁飯香の店 隠居うわさわ」でお出しするものとおなじ和菓子、正体不明のブランデー(生)