2020.10.23 (金) 貴重な瞬間
「秋は夕暮れ」と清少納言は書いた。僕は年がら年中、朝が好きだ。今朝は「枕草子」は昼については特に触れていないことに、この齢になって初めて気づいた。強いて言えば冬の最後のところだけれど、それは「わろし」で結ばれている。
テレビの天気予報は今日までの雨、そして明日からしばらくは好天が続くことを伝えている。つい先日までは週末が雨でも「どうせコロナだ、いずれ人は家に閉じこもったままだろう」と、特に心が動くことはなかった。しかし急に忙しくなってきたこのところは、週末の晴れを喜ぶ気持ちが戻ってきた。
日光の紅葉は、11月の下旬までは保たない。しかし例年、紅葉見物の車列は11月の、勤労感謝の日を含む連休までは途切れない。これからの特に週末は、晴れて欲しいと思う。
夕刻に、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への本日最後の納品を終える。小倉町から春日町へ向けてホンダフィットを走らせながら、雨が急ぎ足で上がりつつあることを知る。気温は低いものの、肌は暖かさを感じている。年に幾度もない、貴重な瞬間だった。
朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、納豆、豆腐の餡かけ、茄子の炒りつけ、秋刀魚の梅煮、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 鯛の煮こごり、柿の白和え、飛び魚の丸干し、牛肉のすき焼き風、人参のぬか漬け、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、明日より「汁飯香の店 隠居うわさわ」でお出しする和菓子、Old Parr(生)