2020.10.10 (土) 秋映
浅草07:30発の下り特急は、定刻にすこし遅れて下今市に着いた。いまだ残る雨の中を、傘を差し、歩いて帰宅をする。着替えて事務室に降りると、壁の電波時計は9時40分を指していた。
きのうのテシマヨーちゃんは、浅草08:00の下り特急に乗ると言っていた。この下今市着は9時39分。それを口にすると「えっ」と長男は驚いて、即、ホンダフィットの鍵を握って外へ出て行った。
僕は10時5分前から傘を持ち、犬走りの庇の下に立つ。今朝は「汁飯香の店 隠居うわさわ」に、普段より親しくさせていただいている3名様が、何週間も前から予約を入れてくださっていたのだ。やがて現れたその3名様を先導して「隠居」の暖簾をくぐる。先ほどのテシマヨーちゃんは、既にして六畳間の席に着いていた。
1時間ほどが経ったところで「隠居」の家内から事務室に電話が入る。僕はそそくさと席を立ち、蔵に沿って100メートルほどを南に歩く。4名のお客様には、それぞれ食後のお菓子が出されたところだった。先ずは3名様と、それからヨーちゃんと、しばらく話をさせていただく。
ヨーちゃんの今日の目的のひとつは、4月30日に亡くなった、やはり勉強仲間だったカタヤマタカユキさんのお墓参りだ。僕はヨーちゃんを、お墓のある回向庵に案内した。そこからカタヤマさんが社長を務めていた片山酒造に回り、お母さんに挨拶をさせていただく。
中学校では柔道に、高等学校からはラグビーに打ち込んだ頑強なカタヤマさんが、どうということもない風邪により突然、世を去ったときには、その報に接した多くの人が驚愕、呆然とした。以降、一体全体、どれほどの人がカタヤマさんのお墓に参ったことだろう。
ヨーちゃんを、やはり勉強仲間であるヌマオ歯科先生の元に送り届けて以降は仕事に復帰をして夕刻に至る。
朝飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦、ライス
昼飯 ラーメン
晩飯 らっきょうのたまり漬、キムチ鍋、栗焼酎「十三天狗の伝説」(お湯割り)、林檎「秋映」、林檎「シナノスイート」