2020.10.5 (月) 続・それを好む理由
「家飲みを好む」と、きのうの日記に書いた。しかしてまた、僕は外で飲んだり食べたりすることも好きだ。人の作ったものが食べたくなれば、そのときには外へ出る。もうひとつ、世間には未知の楽しい人たちがたくさんいる。そのような方々の謦咳に接するには、やはり外へ出ていかなくてはならない。
「むかしナガサキの街の真ん中に競輪場があったの、知ってる?」と、長崎から遠く隔たった池袋の飲み屋で、いきなり話しかけてきた人がいる。「いえ、知りません」と答えて以降の会話は覚えていない。
「可愛いねぇ、新人?」と、北千住の飲み屋でお運びの女の子に声をかけた人がいる。「ケータイ、教えてよ」と食い下がるその常連を横から引き取って「いいですか、1回しか言いませんよ、しっかり覚えてくださいよ」と店長は念を押しつつ「ゼロキューゼロ、以下、省略」と、半笑いで突き放した。
「沖縄には、スモールってのは、ないんですか」
「そりゃ、スコールのことだんべよ」
「あぁ、スモールは煙か」
「煙はスモークだぁ」
とは、我が街の飲み屋で交わされた、常連同士のやりとりである。
明日は東京へ行く。外飲みの予定は今のところ、無い。
朝飯 ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、納豆、生のトマト、すぐき、焼き鮭、メシ、豚モツと玉葱の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」のサンドイッチ、ホットミルク
晩飯 マカロニサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬、Old Parr(お湯割り)