2020.10.3 (土) どこにいても
昼すぎ、店に張り出した庇の下にいて、いま隠居で食事ができるかと、3人連れのお客様に訊かれる。即、厨房にいる家内に電話を入れる。果たして「汁飯香の店 隠居うわさわ」は満席だった。
13時30分、昼休みのため本店に戻った隠居係のタカハシリツコさんに、店の駐車場で行き会う。彼女によればその時間にはまた、10名の若い方々がいきなりいらっしゃって、大慌てをしていた頃とのことだった。折角のご来店ながら、その10名様にも、お帰りを願うしかなかったことは言うまでもない。
夜、同報メッセンジャーで、11月3日夜の宴会を打診される。宴会は、遠方に住む仲間の来訪予定を受けてのものだった。僕は即、その席に連なる旨の返信をした。更には往復の列車の席の確保、また特に宿の確保は明日にも行うべく本人に伝えるよう、幹事役に頼む。コロナ禍の最中とはいえ、紅葉の時期の連休ともなれば、日光は人で溢れるに違いない。
どれほど前のことだろう、ある秋、チェンマイにいて「行ってみたい料理屋はありますか」と地元の人に訊かれた。僕は「クルアペッ、ドイ、ンガーン」と、慎重に口にしてみた。相手はそれをどうにか聞き取って、スマートフォンに打ち込んだ。そうして予約は完了した。どこにいても、席の確保は必須と僕は考える。
上澤梅太郎商店が運営する朝食専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は毎週、土、日、月の営業。開店は8時30分、オーダーストップは12時30分、閉店は14時。電話番号は0288-25-5844(日光ごはん良し)。本店の電話番号0288-21-0002(08:30~17:30)なら毎日、ぐるなびなら24時間、ご予約を承れます。
朝飯 モツ煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、細切り沢庵、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、メシ、万能葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 茹で落花生、大根の煮付け、厚焼き玉子、小松菜のおひたし、焼き鮭、豆腐となめこと万能葱の味噌汁、「平孝酒造」の酒粕焼酎「日高見」(お湯割り)