2020.9.23 (水) 虫の声
新宿高島屋に出張中の長男とは、400字ほどまでならメッセンジャー、それより長くなるものはPCメールにて、やりとりをしている。今日または明日に、テレビ番組の下調べとして制作会社の方がいらっしゃるとは、メッセンジャーの方で知らされていた。
17時がちかくなれば「今日はもうお見えにならないだろう」と考え、事務室から離れたところに「いま、テレビの方から電話が入りました」と、事務係のカワタユキさんが報せてくる。取り急ぎ戻り、彼女の覚え書きの番号に折り返す。
「さて忙しくなったぞ」と、カワタさんには通用口の鍵を手渡し、すべての社員の後に出て鍵を掛けるよう言う。販売係のササキユータ君には、金銭登録機の締めを含めた閉店作業のすべてを任せる。
20分後にお見えになった6名様には、先ず店を見ていただく。そこから先ほど大急ぎで門を開けた、隠居まで歩いていただく。日は既に山の端に沈み、あたりには闇が迫っている。更には蔵にも入っていただく。そこでは折しも製造部長のマキシマトモカズ君が、茗荷を下漬けしている最中だった。
和製英語を更に略した「ロケハン」は、幸い30分ほどで完了した。よって社内には、いまだ社員のいる時間に戻ることができた。ひと息をつくと、外で鳴く虫の声が、急に大きくなった。
朝飯 なめこのたまり炊、納豆、冷や奴、焼き鮭、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 缶詰の鯖と納豆と玉葱のつゆで食べる冷や麦
晩飯 「和光」のお通しの茄子の浅漬けとズッキーニの天麩羅、いか納豆、赤魚の粕漬け、茄子の生姜焼き、麦焼酎「吉四六」(オンザ日光の天然氷)