2020.9.11 (金) 熱風
前夜21時から夢も見ずに眠り続け、1時50分に目を覚ます。起床をしたのは2時台。以降、朝まで何をするかといえば、大したことはしない。
食堂にある3枚の窓のうち、2枚を開け放って風を通す。BOSEの小さなプレイヤーにきのう届いたばかりの、朝倉さやの「日本漬け」を差し込み、8拍子に譜面を書き換えた「新庄節」を聴く。ふと気になって席を立ち、1階まで降りて外へ出る。西裏用水の水と虫の音がかまびすしくて、窓からの音はまったく届かなかった。
きのうの日記に書いた記者は、11時すこし前にいらっしゃった。この取材は、長男が書いたものを、その記者がたまたまたお読みになったことがきっかけだという。よって対応はすべて、長男に任せる。
午後、所用にて街を歩く。巨大な入道雲が、南東の空に沸き上がっている。「暑いですねー」と、人に声をかけられる。僕も子供ではないから「いつまでもねー」などと調子を合わせるものの、実のところは涼しさを感じている。
それにしても素晴らしい空と雲だ。その青と純白に誘われるようにして、屋上に上がる。熱風が吹いている。しかしそれにはいささかの湿気も含まれてはいない。いくら暑くても、皮膚はとうに秋を認めているのだ。
朝飯 鮭の粕漬け、菠薐草のおひたし、牛蒡と人参のきんぴら、おから、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、茄子の油炒めと茗荷の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 夏太郎らっきょう、おから、煮奴、豚三枚肉と水菜のしゃぶしゃぶ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)、南瓜の葛まんじゅう