2020.8.27 (木) 誰もこれを買っていない
何日も前から、食堂に渋沢栄一の伝記らしいものがある。ビジネス書のたぐいだろうか。
僕には何か学習障害のようなものがあって、ビジネス書は読めない。もうすこし詳しく書けば、「本は遊びで読むもの」と、脳が認識をしているらしい。利益や向上や効果を求めて本に向かうと、目は文字を追うものの、そして指はページを繰るものの、頭には何も入ってこない。そしてようやく最後のページに辿り着いて「やれやれ」となるのだ。
今朝は、数日のあいだ身近にありながら手を触れなかったこの本を開いてみた。すると案に相違して、それはビジネス書ではなかった。放蕩を好む長男を廃嫡したとか、しかしその本人は妻妾同居をしていたとかいうことも書いてある。サノシンイチ、サノシンイチ、サノシンイチと、著者の名を反芻してみる。するとこの人による「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を、数年前にバンコクで読んだ記憶が浮かび上がった。
だったらこれも読めるだろう。いま読んでいる本は、明日には読み終えるかも知れない。よって明日の次に電車に乗るときには、これを手提げ袋に入れていこうと思う。
朝飯 納豆、牛肉のすき焼き風、ジャコ天の網焼き、生のトマト、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(大盛り)
晩飯 厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、オクラと胡瓜と茗荷の酢の物、枝豆、刻みキャベツとトマトとキウイのサラダを添えたメンチカツ、ABSOLUT VODKA(ソーダ割り)、葡萄