2020.8.17 (月) 涼風
目は既にして覚めていた。そこに、iPhoneに仕込んだアラーム、否、外来語はなるべく使いたくないから警報、しかしそれでは大げさだ、まぁ、目覚ましの音が鳴る。それに促されるようにして起床する。
食堂に出て遮光幕、いや、これはカーテンとしなければ通じづらい、それを巻き上げて思わず「おー、いいねぇ」と声が出る。東の空の低いところに月、すこし高いところに金星が明るく見えたからだ。はっきりしなかった昨日とは異なって、今日は晴れて暑くなるだろう。夏は、暑くなければいけない。
近年、列島のあちらこちらで気温が40度を超える。僕が子供のころは、30度ともなれば、天気予報の人はなにかと声を大きくした。それが今は40度である。とすれば50年後の最高気温は50度だろうか。夏は暑くあるべきとは思うけれど、また過ぎたるは及ばざるがごとし、である。
製造現場での、早朝の仕事を終えて屋上に上がる。そこには山々からの、涼しい風が吹いていた。なぜ朝が好きかといえば、旅に出るため空港へ向かいつつあるときとおなじ気持ちになれるからだ。だったら夕刻には旅を終えるときの寂しさがつきまとうかといえば、それは無い。メシと酒が待ってるのだから、夕刻は夕刻で嬉しいのだ。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生玉子、納豆、茄子と乳茸の炒りつけ、らっきょうのたまり漬、発芽ニンニクの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、缶詰の鯖とツル菜と玉葱の味噌汁
昼飯 数日前の夜のおかずを流用した弁当、桃のゼリー
晩飯 ペンネアラビアータ、4種の野菜のサラダ、ピッツァ其の一、ピッツァ其の二、Petit Chablis Billaud Simon 2016、メロン