2020.8.14 (金) 新発見
朝に特有の繁忙により、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品は9時直前になった。その売場に商品を並べ終える前に、続々とお客様が入っていらっしゃる。そして「あ、あったあった、これこれ」と、真っ先に「らっきょうのたまり漬」を買い物カゴに入れてくださる方がいらっしゃった。とても有り難い。
午前のうちに着替えをして革靴を履き、ホンダフィットの運転席に着く。日光街道や会津西街道は渋滞をしている。そのクルマの列を迂回しながら、あるいはそのあいだを縫うようにして、初盆のお宅に伺う。
映画「お葬式」で主人公の侘助は、お葬式のマニュアルビデオを観て、そこに幾つか紹介される中から遺族代表としての挨拶を選ぶ。僕は、初盆のお宅に伺ったときの挨拶についてはひとつ知っている。しかしそれは、地域を限定されるものかも知れない。
道の駅への、午後一番の納品のついでにホンダフィットを如来寺の駐車場に回し、お墓へ行く。そして花立ての、底ちかくまで減って熱くなっている水を捨て、新しく冷たい水を満たす。水を毎日かえたとしても、炎天下の花は、数日で処分をすることになるだろう。
銀行から戻った14時45分より店に手伝いに入る。給茶器に取り付けられた紙コップが、半分ほどに減ったまま補充をされていない。繁忙が数十分ほども続いていることを、それは示している。
気づくと時刻は16時30分。明日に蔵出しをする商品の数は、僕と包装係とで16時に決めることにしている。係のタカクコータロー君は多分、接客中の僕に声をかける機会を得ないまま蔵に戻ったに違いない。17時を過ぎてから蔵へ行く。そして諸々のことを頼み、頼まれて事務室に戻る。当たり前のことながら、社内のすべての人員はマスクをしている。まるでマラソン選手の高地トレーニングである。
「綿のように疲れるとは、こういうことか」と、閉店時に思う。夕食はカレーライスだったから、まるで流動食のように摂ることができて助かった。ワインを飲む力は残っていない。しかしウォッカのソーダ割りなら飲みたい気持ちがあった。新発見、である。
朝飯 生のトマト、茄子と乳茸の炒りつけ、納豆、大根おろし、ベーコンエッグ、らっきょうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とツル菜の味噌汁
昼飯 会社支給の「鳥よし」の焼き鳥弁当
晩飯 トマトとレタスのサラダ、カレーライス、らっきょうと胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、ABSOLUT VODKA(ソーダ割り)