2020.7.31 (金) どれほど好きかといえば
銀座のコリドー街を南西へ、つまり新橋を目指して歩く。するとやがて首都高速道路ではない、むかしは「会社線」と呼んでいたような気もするが、正しくは東京高速道路の下をくぐる。頭上を覆うものがなくなると、すぐ右手はこの道路に上がるための土橋の入口だ。その入口に沿って張られた金網に、夏になると咲く花がある。万事に疎い僕のことだから、花の名前はもちろん知らない。
それとおなじ花が、ここ何年かは店の坪庭の、竹垣に咲くようになった。そして今朝はふと思いついて、その花をiPhoneで撮ってみた。iPhoneには、花の名前を特定するアプリケーションが入っているのだ。
花の名前は果たしてマルバアサガオと知れた。説明によれば、それは雑草、それも農家を悩ませる問題雑草に分類され、種には毒さえ含むという。
実は僕は、この花が好きである。どれほど好きかといえば、よその家の飼い犬の頭を撫でるくらいの軽微さで好きだ。花を生業とする人なら見向きもしない、というあたりにもまた「あはれさ」を覚えるのかも知れない。
朝飯 牛肉のすき焼き風、納豆、トマトのスクランブルドエッグ、ピーマンと人参の炒り煮、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 らっきょうの塩漬け、TIO PEPE、スパゲティナポリタン、Petit Chablis Billaud Simon 2016、スモモのゼリー